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●総括・2000年度「私的ベスト」

1999年度に引き続き、一年の締めくくりとして 当年を彩った様々なジャンルの優秀作を発表し、 それぞれに私評・総評を交えながら、2000年を振り返っていきたいと思います。 尚、本年より「ベスト3」の形に固執する事なく、自由な括りで紹介させて頂く事に ご了承をお願い致します。

<映画の部> 2000年度優秀作品

1.「ファンタジア2000」
2.「ミュージック・オブ・ハート」
3.「アメリカン・ビューティ」

閑古鳥が鳴きそうな低いレベルに甘んじた昨年度とは打って変ってハイレベルな争いと なった2000年度は、当HP開設後の公開作品で初の「☆」評価が出る等、 享受する側としては非常に満足のいく1年だった。

1位はその高水準の中、年明け早々の公開時からその座を死守し続けた 「ファンタジア2000」。
映像と音楽の融合という形で、これ以上ないダイナミズムを与えてくれた 印象深い作品で、ディズニー映画の底力をまざまざと見せつけられた感。 しかしながら短評にも記した通り本作の醍醐味は巨大な アイマックス・シアターで鑑賞してこそ堪能できるものであり、 通常のスクリーンやビデオでご覧になった方にとっては、 ここまでの評価をつける程胸打つものとはなり得まい。 あくまで『アイマックス・シアターでの鑑賞』という条件付きでの順位であり、 「☆」評価。それだけはご留意頂きたい。未体験の方はリバイバル上映をひたすら待つべし。

第2位作品は「ミュージック・オブ・ハート」。
トップの「ファンタジア2000」に唯一肉薄した傑作であり (前者が条件付きでなければトップは逆転していた)、 昨年度なら楽々1位。作品本来の感動も然る事ながら映画とコンサート、そして本番と舞台裏の両方が 楽しめるというゴージャスな作りは嬉しい限りだ。

激烈な3位争いを制したのは、そのバランスの良さで 「アメリカン・ビューティ」。
本作でケビン・スペイシーは何に出演しても安心して 見ていられるであろう役者にまで評価を高めたのではなかろうか。 ベッドの中での笑顔最高。演出の上手さも際立つ1本だった。
その他、好き嫌いは別にして特別賞という位置付けででも当項に名を挙げておきたい 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。 ヒロイン役ビョークの圧倒的なパフォーマンスは素晴らしいの一言。また上位2作品にも見られたように改めて映画の中の音楽、という存在の重要さを見せ付けられた1年だった。 お楽しみのワースト作は、嬉しい事にこれ!という程のものは無かったが、 強いて挙げるとすれば「初恋の来た道」に落ち着くか(苦笑)


<音楽の部> 2000年度優秀作品

1.槇原敬之「太陽」
2.Mr.Children「Q」

音楽部門に関しては、アルバムという括りで捉えると、管理人の趣味から 毎年同じ様な顔ぶれしか登場しなくなりそう(笑)なので、考慮の余地が多分にある。 しかしながら今回挙げた2作品は文句無しに名盤。
昨年に続き首位獲得かと思われたMr.Childrenをギリギリで交わしたのは 槇原敬之の復帰作「太陽」だった。これについては以前に掲示板上でたっぷりと 解説したため詳細は省くものの、完成度は随一、誰が聞いても今一度自分を見つめ直す 起点となり得る作品だ。

2位の「Q」は光明を見出したかのような前作「DISCOVERY」からの流れを そのまま引き継ぎ、迷いを断ち切った後の明るさが全面に滲むものとなった。 恐らくこの「現実をあるがままに受け止め、幸せを見つけていく」という姿勢が 今後のミスチルの方向性ともなるだろう。その辺りの詳細は更新が滞って 大変申し訳ない「私的音楽論」内の 「私的Mr.Children論」項の今後に乞うご期待。

その他、最優秀シングルとして小田和正の「wow wow」をピック・アップ。 本年ブレイクした倉木麻衣のダメさ加減については当私的雑論内の 別項にて詳述した通り。案の定バレてしまったため(笑) 今後の躍進は期待出来そうにないだろう。小末美歩みたく生き残るのがベターな線か。 ワースト作品も満場一致で椎名林檎の「勝訴ストリップ」で決まり。 来年以降の活躍を期待したいのはMISIAとaikoとして幕。


<競馬の部> 2000年度優秀競走馬

1.テイエムオペラオー
2.メイショウドトウ
3.アグネスタキオン

本年に関しては、当項中で最もつまらないと思える部門なのでサラッといきたい(笑)
1位は誰もが認めざるを得ない王道全勝のテイエムオペラオー。参りました。

次点は出走したG�義瓦討任修慮綽个鯒劼靴織瓮ぅ轡腑Ε疋肇Α�
テイエムオペラオーが出ないG�鏡鐡�ではキッチリ勝つあたりは余計に悔しい所だろう。

3番手には2戦(2勝)しかしていなくともアグネスタキオンを。
後年の語り草にもなろう空前のハイレベルで行われたラジオたんぱ杯にて ジャングルポケット、クロフネ他実力馬多数を抑えて勝利した 能力はこの時点では明らかにNo.1。3歳一杯くらいまでの早熟臭い血統が たまに傷だが、アグネスタキオンに限らず、このレースに出走したお馬さんは 皆来年度も頑張って欲しいもの。
最後に、当項内にはランクせぬものの本年にはフサイチソニックという最強の3歳馬がいたという事実だけはここに明言しておきたい。


<TVドラマの部>2000年度優秀作品

1.「合言葉は勇気」
2.「やまとなでしこ」
昨年からの低迷が続くドラマ部門。もはや最終話まで見終える作品を探す事の方が 難しい状況にあると言える中で唯一気を吐いたのが1位の「合言葉は勇気」。
三谷幸喜ドラマの集大成とも言うべく構成と演出の妙は上手いの一言。 事実三谷氏は連続ものの脚本を書くのは最後と明言しての執筆であった。 まあ、その後心変りがあるのは想像に難くない気もしないでもないが(笑) 出来が良いだけに尚更、スペシャル版にしたばかりに途中でだれきってしまった 第1話と、鈴木京香の年齢を感じさせる映り具合だけが悔やまれる。

2番手に挙げたいのは「やまとなでしこ」。
世紀末のヒロイン松嶋菜々子の起用だけがウリのどこにでもありそうなラブ・ストーリーだが、 ドラマの代名詞ともなった「月9」が最後の最後で本作をもってきた意気こみをこそ買った。 『混迷の20世紀だったからこそ、最後くらいハッピー・エンドで締めなくちゃ!』ね?

その他は正直見る所無し。個人的に推している野島伸司作品は今年もアタリ無し。 「S.O.S」の不条理なまでの『嘘で万事解決』的展開は「リップスティック」から全く 成長が見られない。高視聴率ドラマ「ビューティフル・ライフ」は1人取り残された 主人公の、その後の人生の悲哀を完全に無視した偽善的内容に閉口。道理で身障者を クローズ・アップするものではない、と事前に謳っていた訳だ。パンチ力に あと一歩欠けるものの「ロケット・ボーイ」の前半と「おやじぃ。」だけは少し頑張っていたか。


<TVCMの部> 2000年度優秀作品

1.「JRA企業CM」
2.「ドラゴンクエスト�察�
3.「UCC無糖コーヒー」
新設のTVCMの部は、見ていて思わず引き込まれたり、センスを感じさせた作品に贈られるもの。 いきなり大差で1位を獲得したのは「JRA企業CM」。
キムタクを使って乱痴気騒ぎを起したかと思えば、 松嶋&緒方でつまらないほのぼのムードを醸し出してみたりと、レースPRの面では ここ数年路頭に迷っていたJRAだが、この企業CMだけは別格。モノクロ画面の中、 武豊騎手の駆る競走馬が完歩を詰める度、様々な人々の人生模様を映し出す構成も良い。 音楽の部門でも挙げた挿入歌、小田和正の「wow wow」との見事なシンクロも 完成度の高さを物語っていた。唯一、「七完歩目」後の雨の中上空を見上げる女性の カットだけはわざとらしさが鼻につく。他のカットが自然なだけ余計に勿体無かった。

次点は「ドラゴンクエスト�察� 。
もはや国民的な人気作品という事で、国民的アイドルのSMAPを起用する辺りもソツないが、 顔だけSMAPで体型を小学生にした発想が面白い。吾郎ちゃんの「ねぇ、何、何?」は 名言。続編は粗悪だったが。

3位は「UCC無糖コーヒー」。
映画のスタッフロールよろしくラベルの記載事項を スクロールさせるだけのシンプルな演出は、無糖飲料のシンプルさともばっちりリンク。 大人の味わいすら兼ね備えていた。


<流行り言葉の部> 2000年度流行語大賞

1.「せめて追ってくれ」
2.「潜在的な皮肉」
3.「竹を割ったような性格」

最後に恒例の、私の身辺でのみ流行った言葉の上位3作を。
ドン底だった昨年に比べると、幾分救われてるような(苦笑)
提供者の皆さん、ありがとうございました。








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