●時事ネタ 〜「コロンビア映画75周年記念映画祭」徹底研究
1999年9月4日より新宿シアターアプルにて、いよいよ映画ファン
垂涎の一大イベント「コロンビア映画75周年記念映画祭」が
開催される。
そこでこの場を利用して今回の映画祭にて上映される
作品群をまとめて評価したいと思う。
なお本項目での評価は、
あくまで大スクリーンにて上映という舞台設定やリバイバル上映と
しての希少価値等「本映画祭」という背景を考慮して独断的に
下したものなので、一般的な作品評価及び当HP内に存在する
映画短評での評価とは一切関連がない点、及び作品のジャンル分けは
独断ではなく、本映画際における公式のものを参考にしている点を
合わせて御了承頂きたい。
・予想印の見方
◎=本命。本映画祭にて最も注目すべき作品
○=本命の次に評価すべき作品
▲=評価は三番手だが、上位評価作をしのぐ魅力をも秘めた作品
△=押さえとして見る価値アリの作品
×=大穴。一気に台頭する恐れもある、要注の作品
☆=鑑賞者によって評価は一変、のるかそるかの一発勝負作
| 枠番/ジャンル | 全体評価 | 同枠内評価 | タイトル | 短評 |
| 1枠/超大作 | ◎ | ◎ | �.▲薀咼△離蹈譽鵐后禊袷竿如� | 大画面なら主役 |
| ��地上より永遠に | 実力あるもムード暗し | |||
| ○ | ��戦場にかける橋 | スケールならヒケとらず | ||
| ▲ | �ぅ�ンジー | 上位争い | ||
| 2枠/ニューシネマ | ◎ | �ゥぁ璽検次Ε薀ぅ澄� | はまれば | |
| �δ媛� | やや地味か | |||
| ▲ | �Д侫.ぅ屐Εぁ璽検次Ε圈璽札� | 若き日のニコルソンだけでも価値あり? | ||
| �┘薀好函Ε轡隋� | 見劣りはしないが | |||
| ○ | ��タクシー・ドライバー | 穴で一考 | ||
| 3枠/コメディー | △ | ◎ | ��或る夜の出来事 | 堅実無比 |
| ��オペラ・ハット | 素質は互角 | |||
| ▲ | ○ | ��スミス都へ行く | 後半一気 | |
| 4枠/ミュージカル | ��ジョルスン物語 | 作品的価値は大 | ||
| ◎ | ��オール・ザット・ジャズ | イッツ・ショータイム! | ||
| 5枠/社会派 | ☆ | ☆ | ��博士の異常な愛情 | その能力計測不可 |
| �哀灰譽�ター | ここでは | |||
| �姥鋲箸幣貊蠅� | 主役だけに頼り過ぎ | |||
| 6枠/モダンクラシック | ○ | ◎ | �殴好織鵐鼻Ε丱ぁΕ漾� | 原作を超えた傑作 |
| �灰丱蹈� | 派手だが | |||
| △ | ○ | �乾�レイマー、クレイマー | ここでも対等 | |
| 特別枠/映画ファン・セレクト作品 | (21)レナードの朝 | 王道の感動作 | ||
| × | ▲ | (22)バーディ | 最大のダーク・ホースか | |
| ◎ | (23)セント・エルモス・ファイアー | 青春映画の金字塔 | ||
| (24)ナチュラル | もう一息 |
総評.
やはり劇場での上映を考えると「アラビアのロレンス」が譲れない
主役となるだろう。当時だからこそ実現した、これ以上無いような人と
時間の贅沢な使い方の醍醐味は、大画面でこそ味わえるものである。
そういった意味ではミュージカルも楽しめそう。その他にも超大作陣は
軒並みお薦め。
が、それだけでは味がないのでその他の印はあえてよそへ。 その中でも「スタンド・バイ・ミー」と 「セント・エルモス・ファイアー」の二大青春群像劇は見逃せない所 だろう。唯一の難点は作品自体がやや新しいために、 この機会に劇場で観よう、とはなかなかいかない所か。 ニューシネマ陣にも同じ事が言える。斬新な切り口で見所は多いのだが、 好みがハッキリ別れる内容の分こちらの方が分が悪い。
その点特筆すべきはF.キャプラ監督による「コメディー枠」内の三本。 同監督による唯一の一挙三本エントリーという事からも本映画祭の 目玉的雰囲気が漂うというものだが、ハズレが一つも無いのは 素晴らしいの一言。クラシックの名作としても是非一本はチェック しておきたい所。同様に「クレイマー、クレイマー」も地味だが 実に良質。“はずさない”一本として挙げておきたい。
不気味なのは「博士の異常な愛情」と「バーディ」
前者は監督の急逝もあって、既に話題の一作ともなっている。
その卓越したセンスは決して万人受けするものではないが
一見の価値はある。それとは裏腹にファン・セレクトによって
選ばれた後者はタイトル発表も大々的でないために、その存在自体
印象が薄いが、一回限りの上映で熱心なファンも多い
作品である事から本映画祭の台風の目となる可能性も十分。
以上が大体の本映画際総評である。まあこれは個人的な意見なので、 あくまで参考程度に留めて一つでも多くの作品に触れて頂きたい ものである。この貴重な機会に是非ともクラシック作品の良さを感じ、 堪能して頂きたいと願いつつ当項の締めとしたい。了。
*上映日程・その他細かい御問い合わせは
「新宿シアターアプル」まで
TEL. 03-3209-0222