歌詞の中に、これまでの日常的風景以外に精神的世界が
介在するようになってきたDCTの歌の世界。
具体的な風景描写の中からそこに登場する人々の感情の機微や変遷を辿る
事の多かったDCTの詞は、具体的な風景ではなく、
次第にそこに登場する主人公の頭の中で展開する抽象的・観念的な
考えや物語にそのベースを移し始めるのである。
それぞれの典型的な例を幾つか挙げてみたいと思う。
風景描写から成る楽曲の代表は『星空が映る海』や
『KUWABARA KUWABARA』,
『あなたにサラダ』、『薬指の決心』、
『冬三昧にはまだ遠い』etc…だろうか。
後者の精神的世界がベースとなる楽曲は『LOVE TIDE』や
『FANTASIA#1』、『沈没船のモンキーガール』、『誓い』etc…だろう。
他にも挙げていけばキリがないのでこの辺で割愛させて頂くが、
ポイントは精神的世界への介在が活動中期頃から激増している点。
この事からDCTの世界観の「変化」をハッキリと
認識して頂けたのではなかろうか。
とりあえずDCTがデビューしてから、その後最初に訪れた ターニングポイントまでについて述べる事ができた。 上記のようにして表出されてきたこの方向性の変化はこの後また、 更なる転機をDCTにもたらす事となるのだが、 その辺りの考察については、また別の機会に譲る事とする。