お|
あ|い、う、え|
か|
き|く|
け、こ|さ、し|
す|せ、そ|
た、ち、つ|
て、と、な行|
は|ひ、ふ、へ、ほ|
ま|み、む、め、も、や行|
ら、り、る、れ|ろ、わ行|
0〜9,A〜Z他
「オスカーとルシンダ」評価○
「賭博」が縁で意気投合した二人の男女の奇想天外(?)な愛の物語。その設定といいストーリーといい、非常に新鮮で好印象。主役の二人の間にはラブ・シーンはおろかキス・シーンすら一切ないのだけれども、そうした表現を直接に見せるよりも遥かにお互いの愛情の程を伺い知る事の出来る構成には感心。ヒロインであるケイト・ブランシェットの瑞々しい演技にもご注目。
「オズの魔法使」評価×
世界的に有名な物話がスクリーンへと舞台を変えて、大味なメルヘンに変貌した。予め全体の展開を知っていないと連いていけない程にぶつ切りな「大事なトコだけダイジェスト」的構成が物語の奥行きと間を見事に損ねてしまっている。浅い。天然色の美しさは目を見張るし、如何にも舞台劇然とした登場人物のリンク等は面白いだけに残念。これだけの規模の内容ならむしろ、もっと長尺の大作にしても良かったのではないだろうか。
「オペラハット」評価△
巨匠フランク・キャプラがアカデミー監督賞を受賞した記念作。本作はその原題「Mr.Deeds
Goes To Town」からも解る通り、後に同じくキャプラによって作られ、似通った原題となった「Mr.Smith Goes To
Washington」(邦題は 「スミス都へ行く」)の下地となった感の強いものであるため、当然の如くより洗練された後者を見た後では粗削りな印象は否めない。が、キャプラらしい巧みな演出と構成はさすが。見ておくべき作品である事には変り無いだろう。
「オーメン」評価◎
当時の爆発的オカルト・ブームにおける代表作。よく練られたシナリオ、主役にグレゴリー・ペックの起用等、単なるB級ホラーに留めさせまいとする製作者側の気合の入れ様が随所に伝わってくる素晴らしいデキ。恐怖描写も現実的なものと感覚的なものとが絶妙に織り交ぜられておりソツがない。ダミアンが悪魔であるという証明の刻印が、直接触れて確認しなければならない(怖い!)頭皮にあるという設定も実によく出来ている。
「オーメン2 ダミアン」評価△/ 「オーメン3 最後の闘争」評価×
ヒットした前作の続編となるオカルト・ホラー第2弾とその完結編となる第3弾。このシリーズは正に「続ければ続けるほどダメになる」というシリーズものの定説を具現化したようなもの。1作目当時の製作者側に見えた、作品に対する熱の入り様は皆無。恐怖描写も「怖がらせよう」という意識ばかりが先走りして、もはや「何でもあり」の世界に。あれ程の悪魔も結局女性には弱かった、でいいのだろうか?「2」のダミアンが持つ恐ろしい雰囲気が少し観れる程度で、後は誉めようが無い。どう完結するのかが気になってしょうがない方だけどうぞ。責任は持ちません。
「オリエント急行殺人事件」評価△
列車の中という「密室」で起った殺人事件に挑む、名探偵ポアロ・シリーズ代表作の一つ。目移りする程に豪華絢爛たる出演者達が、それぞれの曲者役を手堅く演じきっており安心して観る事ができる。一筋縄ではいかない真相に対する、決して「めでたし」ではないラストが非常に興味深い。乾杯のシーンなど、私にはそら恐ろしくもあった。
「俺達に明日はない」評価△
実在した強盗・ボニーとクライドコンビの壮絶な半生を描いた、アメリカン・ニューシネマの草分け的作品。若者の混迷と苦悩を瞬間的な華やかさを伴わせて紡ぎ出す姿勢は、普遍のテーマとして後の同系作にも延々と受け継がれた。「幸せな人生」の有り様を定義しようというなら、彼らの生き様は現代を生きる私達にとっても、十二分に考えさせられるものであろう。ラストで放たれる銃弾、およそ87発の衝撃も今なお鮮烈。