ろ、わ行|
あ|い、う、え|
お|か|
き|く|
け、こ|さ、し|
す|せ、そ|
た、ち、つ|
て、と、な行|
は|ひ、ふ、へ、ほ|
ま|み、む、め、も、や行|
ら、り、る、れ|0〜9,A〜Z他
「ロイドの牛乳屋」評価△
「トーキー全盛になって廃れた」と言われるハロルド・ロイド喜劇だが、どっこい本作ではサイレント時と変らぬ洒落た作風と楽しさを見せてくれる。元々サイレント物の割に口達者なキャラが多かったロイドなので、個人的にはトーキーの方が向いているのでは?とも思うのだが、この後もブーム再燃とまではいかなかったのが残念でならない。ところでロイドがパンチをする時の、妙な間の取り方が耳に焼き付いて離れないのは私だけ?
「ロイドの人気者」評価△
チャールズ・チャップリン、バスター・キートンと並んで三大喜劇王に名を連ねる名優、ハロルド・ロイドの代表作。彼の作風の基にある「困難に負けない勇気」が、実に素直に表現されていて、内容もまさにアメリカン・ドリーム。かのチャップリンの名作「黄金狂時代」が公開された1926年、最もヒットした作品が実は本作「ロイドの人気者」であったのは意外と知られていない事実で、当時の彼の人気ぶりが伺えるエピソードでもある。やや、やり過ぎ且つ冗長な点も目立つが、挨拶時のロイド・ステップは思わず真似したくなる事請け合い(笑)
「ロイドの要心無用」評価○
高層ビルを舞台に、緊迫したスタントと展開で話題を呼んだハロルド・ロイド主演作。目一杯笑わせる前半とハラハラし通しな後半との対比、全編通してゆるみの無い構成、何より74分という“飽きさせない”ギリギリの尺内でコンパクトにまとめたテンポの良さと完成度も高く、ロイド喜劇の最高峰に位置する傑作。都会派スタイルのロイドに背景の大都会はピッタリで、繰り出されるギャグが、より一層の冴えをみせるのも納得。
「ローズマリーの赤ちゃん」評価◎
ミステリーの巨匠、アイラ・レヴィンのベストセラ−原作を映画化。これは怖い。冒頭のテーマソングからしてもう怖い。主人公の周囲を取り巻くアパート住人達のどこかうさん臭い、まとわりつくような親切もより恐怖心を煽る。味方のいない八方ふさがり的な閉塞感をこれでもか、と言う程味わわせてくれるオカルト・ホラーの秀作。主演のミア・ファローが醸し出す雰囲気も見事に作風とマッチ。やりきれないラストは見ていられぬ程。
「ロープ」評価○
まるで舞台演劇。カット割りを極力排除し、連続したカメラ・ワークで以ってリアルタイムに固定された現場内を撮り続ける事で、私達が作品の中の登場人物達と同じ時間を共有しているかのような感じを持たせる事に成功。始めに殺人ありきで、その後それに対する謎解き・推理の面白さを堪能させるという作りは刑事コロンボ調(?)その手の作品がお好きな方は間違いなくチェック!でしょうな。各人もいい味出してます。
「ローマの休日」評価◎
“永遠の妖精”オードリー・ヘプバーンのデビュー作にして最高傑作。以後の彼女の出演作はその強烈なオーラによって、劇中の登場人物としてではないオードリー自身のイメージが前面に出過ぎ、どれも同じようなものとなってしまっている感もあるが、それも本作の素晴らしさ故の副産物か?巨匠ウィリアム・ワイラー監督の見事な演出とグレゴリー・ペックの爽やかな演技も、この珠玉のラブ・ストーリーをより良質なものに。
「ロミオ&ジュリエット」評価△
シェークスピアの原作を、かの「ウエストサイド物語」とはまた違った視点でアレンジした作品。本作は何といってもレオナルド・ディカプリオ。全編プロモビデオばりに彼一色。ヒロインの人気女優クレア・デーンズよりも彼の方が美しく映るのだから、レオ様ファンにはたまらない出来。ストーリーや構成の善し悪しもこの際全てそっちのけで魅せてくれるレオ様に乾杯!!
「ロミオ・マスト・ダイ」評価△
ジェット・リー主演の本格アクション大作。目玉であるジェットの冴え渡るスタントには圧倒させられるし、物語のノリも悪くはないのだが、根本となるシナリオ自体の甘さは勿論、人種が違うというだけでその他が鏡に映したようにあまりに瓜二つな対立二グループの構成や、愛情なのか友情なのかイマイチ掴み兼ねる主役二人の関係、トドメとなる一撃の威力をCGで表現する事によって、視覚的に楽しめつつも抑えられた残酷描写等、全体に子供でも楽しめるように作られた感。その点が、この作品のインパクトをもう一つ弱めてしまっているのかもしれない。
「ワイルド・スピード」評価△
わずか数秒で決着の付く直線400mのスピード対決を幾分もかけて描いてしまう所からして笑わせるカー・アクション。しかしながら極限のスピードが体感できるド派手なアクションは車好きでなくとも手に汗握れる良質な仕上がり。「本当にそれでいいの?」というツッコミで溢れ返りそうなラストについては、劇中での主人公の未熟さぶりに即している点と、本作を好んで見るような鑑賞者層にはウケそうな点を考えればおあつらえ向きな幕とも言えよう。ウサ晴らしにどうぞ。
「我輩はカモである」評価△
マルクス兄弟、絶頂期の代表作。中でもグルーチョの繰り出すシュールなギャグの数々はさすがだが、それを延々続けられる展開に終盤はやや食傷気味。彼らの笑いは短編でこそ生きるものなのかもしれない。本作はそのギリギリの線といった所だが、破天荒なストーリーとドタバタを、シーン毎に何とかまとめる構成力にも、ちょっと感心させられる。
「悪い種子」評価△
どこか暗示めいたラストと共に、ミステリアスな雰囲気が常に劇中を漂う。作りに関しては、元ネタは舞台劇だろうと読み取れるくらい見事に舞台劇然と
しているものの、その中で本来語り部となるべき存在であるリロイに対して
与えられる顛末には驚き。この意外さも本作の恐ろしさを増長している一因だろうか。「まんま」ながら子供の事が信じられなくなる一本。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」評価○
禁酒法時代のアメリカを生きた男達の人生を描く、大河ドラマ。批評家達から絶賛されるだけあってストーリー・演技共、実に上質な作りの映画。個人的には特に主人公達の少年時代の話がとても印象深い。ただ年代が頻繁に入れ替わる等、構成が非常に複雑なため1度見ただけでは作品全体を理解する事は困難か。その上長時間(4時間弱)に渡る大作なので、事前に多少の覚悟が必要(笑)